コンプレックスに苛まれる者たちへ
変な時間に起きたせいで寝られなくなったので、真夜中の執筆。
営業という仕事を始めて9年、いろいろなお客様(及び上司)に出会ってきた。
学生時代での交友関係では出会わなかったような人たちが一定数いるが、その人と接するたびに、理解できない人間への解像度が上がってきて、哀れみに近い感情を抱くようになってきたので紹介する。
まず、入社して最初の上司と最初のお客様。
最初の上司は所謂パワハラ系だった。
俺様の機嫌を見て話しかけろ、俺様の言うことを聞け(口答えは許さない)タイプで、外回りから帰るたびに席に上司が座っていないかを確認して、いないとホッとするような人だった。
営業とは、が何かわからない1,2年目の私は、指示の理由を求めたが、「黙っていう通りにしろ」と言われるばかりで、成長にはつながらず、仕事も楽しくなかった。
機嫌のいいときはもっぱら自身の自慢を聞かされ、相槌を打つばかりだった。奥さんの実家が太く、家族カードを貸与されていた上司は、そのカードを使って行った豪遊を、自身の経済力のように話して自慢した。
その時はめんどくさいと思いつつ、おだてるムーブをしていただけだったが、今考えると、悲しい人だったんだなと思う。
その上司はプロパー入社ではなく、大学も今入ってきているプロパーの若手に比べると低かった。おそらく幼少期から大きなコンプレックス(想像するに家庭の金銭面、勉強等)があり、自分自身を実態以上に大きく見せることに必死だった。
そんな上司も、それから数年後に地方に飛ばされ、地方の村社会になじめず内部告発(セパ交流戦)され、辞めていった。
この上司だった時期は、お客様も(むしろお客様の方が)やばかった。
何かと理由をつけて業者(つまり私たち)を叱り飛ばす、当時30代の人だった。
私は用事があって電話をしたら、電話口で毎回15分罵られたし(いかに私が無能で、使えないかを説教してくるタイプだった。)、他のパートナー会社の担当者さんは、お客さん先に軟禁されて個室で1~2時間怒鳴られたりなどもしていた。
当時2年目だった私に自分を守る術はなく、本当に自分が悪いと思い込まされていたが、先輩に「本当にあなたが無能で担当を変えてほしいなら、上司に一報入れるだけなので、それは違う。あなたを罵ることを目的にした攻撃だと思う。」と言われて目が覚めた。
こちらは、本当にやばかったので、途中からフロント対応が私ではなくなり、代わりに対応している先輩が「あいつ本当にやばい」ということでいろいろ調べたところ(と言っても、検索エンジンで検索しただけ)、幼少期から両親がおらず、あしなが育英会の援助で育ち、いい大学に入った人間であることが分かった。
確かにそのお客様は頭が良かった。もっともらしい正論で、反論の余地をなくして、相手を罵り続けるタイプの人間で、それをすることで「私は正しくて偉い!」ということを誇示したがる人間だった。
きっと、幼少期から誰よりも努力して、誰よりも劣等感にさいなまれていたんだと思う。とても悲しい人間だと思った。
多分後にも先にもこのお客様が一番やばい(手が付けられない)と思う。今は転職して当時の職場にはいないみたいだけど、社会になじむのしんどいだろうな・・・。
そんなこんなで今日まで、良い、けど少し変な、様々なお客様と接しながらここまで来たが、最近新たに担当するようになったお客様に、”何かのコンプレックスを人への態度で打ち消そうとするタイプ”が出てきた。(今のお客様)
今のお客様は、常に偉そうに業者に接してくる。言葉の端々に「そんなことも出来ないなんて残念。」という感じをにじませながら、理不尽な要求を不機嫌で偉そうな態度で通そうとする。すべての責任を業者に押し付けようとしてくる。
健全なコミュニケーションを図るつもりがない、社会人とは思えない態度をとるし、録音してお客様のコンプラ委員会に通報すればアウトだと思うようなことしか言ってこない。(発注者と受注者という明らかな立場の差を利用してこういう態度をしていると、いつか刺されるぞ~と思う。過去のお客様より怒鳴ったりする回数は少ないけど、本質的には同じ)
この人もコンプレックスにさいなまれているんだな、と哀れみの目で見ている。加えて、この人の場合は社内政治にも私たちへの態度を利用している。偉そうに指摘をし、責任を業者に押し付けることで、「まっとうに仕事をして、業者に指摘をできる私」を演出するタイプの人間である。なので、社内の人間には甘い。そういうところも本当に嫌いだ。(嫌いって言っちゃった!w)
2年目の私とは違い、受け流すことができるようになっているので、機嫌を取るためにどうでもいいところはてきとうに謝るし、押し込まれたらダメなところは引かない そんな営業所作ができるようになったので、まあ、何とでもなる。
何とでもなるけど、偉そうな接し方をされるのも、てきとうに謝るのも普通に不愉快でストレスなので、もう営業は辞めたい。
今のお客様は、この人以外にも結構やばい人(仕事しない、偉そう、責任を取りたがらないので業者に責任を押し付けてくる)ばかりなので、ストレスがたまる。今のお客様のせいで、明確に営業を辞めよう と思った。
本当に営業を辞めるかは、駐在次第なんだけど、一旦仕事はほどほどにお休みしてもいいかなと思う今日この頃。
みんなも、こんなモンスターにならないように気を付けよう。私も気を付ける。
過度な自尊心、プライドは人を歪ませるし、意味がないので捨てる。コンプレックスがない人間なんていないけど、悩みすぎる必要はないし、そのコンプレックス解消に人を巻き込むなんて論外。
自身へのハードルを下げつつ、人へのハードルも下げてあげることが大事。自分にも人にも期待しすぎない。
そんな感じで、ゆるくやっていきましょう。
作成時間:とりとめもない内容で35分
コメント
コメントを投稿