世はまさに、大コンサル時代!!
タイトルにすべてが詰まってます。
コンサル、とやらが幅聞かせすぎじゃないですか?コンサルが万物を解決してくれると思ってませんか?コンサルになんとなくの思いを伝えたら、資料化していい感じに仕上げてくれると思ってませんか?その事業を推進するのはコンサルなんですか?決めるのはコンサルなんですか?・・・意志決定者はあなたなんじゃないですか!
あまりにコンサルが蔓延りすぎた最近の世の中に物申したい。
事業会社とコンサルにぼこぼこに殴られる下請け会社のいち営業として物申したい。
そのコンサル・・・本当に必要ですか?
大コンサル時代の波に揉まれ、例に漏れず、弊社でも、「営業をコンサルにしよう」という動きが進んでいる。弊社経営陣に営業出身者がいないため、「営業ってなんの仕事してるの?いる意味なくない?」と思われているわけである。俗にいうリスキリング、いらない職種として営業は認識されている。
営業という職種はカスだ。雑用ばかりが無駄に多くて、時にお客様が悪くても地面に頭こすりつけて謝って、いろいろな人たち(時にはお客様内部も)の潤滑油として間に入り折衝をし、板挟みになり、その結果、「営業って何してるの?」って経営から言われるのだ。
こんなカス職種、無くしてしまった方が幸せかもしれない。営業をやりたくてやっているやつなんて一握りだと思う。
事業会社(お客様)も、営業よりコンサルを求めている。人手不足が深刻化している昨今の情勢の中では、外に出せるものは出そうという動きがあり、コンサルに自社の社員のように資料作りをさせたり、ビジネスプランを考えさせたり、多額のお金を払ってアウトソーシングしているのだ。
コンサルを使うことが悪いことだとは思わない。彼らは良く働くし、見栄えのいい資料を作ってくれるし、複雑な事象を整理し、かみ砕いて説明してくれる。
だけど、最近のコンサル起用の仕方は目に余るものがあると、システムベンダーとしては思う。
コンサルは耳障りのいい言葉を使って、綺麗なパワーポイントで方針を打ち出すのはいいが、結局それを実現する部分がないので、「絵にかいた餅」状態になっているのである。
絵に描かれた餅を、実物の餅にするところは、コンペでベンダーに投げられ、ベンダーは限られた情報の中から必死に想定して、提案する。他社に負けないように、価格も頑張って下げる。
晴れて提案が採用されれば、とりあえず売り上げは上がるが、そこからの道も険しい。
コンサルが描いた餅をうまく実物の餅にできなかったときに怒られるのはベンダーなのである。
そして事業会社は、「コンサルの書いた絵通りに進むと思って決断したのに、ベンダーが具現化できず、成果が出せなかった。ベンダーに責任取らせろ!」と言い出すのである。
事業会社・子会社ITベンダー・コンサル・下請けベンダー と、色々な会社が関与することによって、責任の所在は曖昧になる。曖昧になった責任は、一番立場の弱い下請けベンダーがとらされる。なんて不条理。
そしてそのベンダーの最前線でお客様と対峙して、折衝しているのが営業なのである。
なのに、なんで営業が軽んじられるんだろう。
営業なんて、お客様からは少し脅せば言うことを聞くと思われている。
先日もえぐいメールが来た。契約外のことを頼まれたので「無償では無理です」と当たり前の回答を返信したら、
「それは一営業としての見解ですか?それとも会社としての見解ですか?そこだけ回答してください。」
と、圧をかけてきたのである。(しかもただの担当者)
・・・は?何言ってんだ?「契約にないからできない」は会社としての見解に決まってんだろ。そんな圧で私が怯むと思ってんのか?てか、交渉下手か?情に訴えるならまだしも、何やその高圧的な態度。私の機嫌取らずして、協力すると思うなよ?
・・・って内心思ってるけど、丁寧に返信を返すことしかできない。これが営業。誰がお前のところの製品買うかバーカ!消費者なめんなよ。
・・・結論、営業はカスです。誰からも尊重されず、奴隷のようにお客様と折衝し、挙句に経営からは評価されません。
なのに、あと3年は営業やることが決まってしまいました。はあ。
今のお客様を担当したことで、1%くらいはあった営業としての楽しみややりがいも消えたので、場所を変えられるのはいいことだと思う。
仕事は根詰めすぎず、ほどほどにね。
最後に、この記事を見たコンサルの方がいたら申し訳ございません。(多分いないけど)
・・・背中の傷は営業の恥だ!!
作成時間:憎しみの25分
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