在りし日の戦友たちへ
2023年度上期、プライベートを蔑ろにして商談対応をしていた。
部の解散の危機がかかった案件をやらされるもとい、任されることになり、土日も大して遊べず、毎月しこたま残業して、なんとか案件をとることができた。
正直、もうこの半年で仕事はしばらくのんびりやりたい と思うくらいに働いた。
やっと商談が一区切りし、久しぶりに色々な同期と遊んだが、
数少ない戦友(女性営業)が内部部門への異動していたり、
マーケティング部の残業少な目でスマートな仕事を続けている同期だったり、
産休間近の同期だったり、それぞれが変化の中で頑張っていた。
最近は、本当にフロント部門(営業)から同期がどんどん異動していて、残っている人も、女性だと産休に入ったりしていて、ともに頑張っている仲間が減っている感じがして、しんどい。
営業に配属されて続けているメンバーは割とみんな社畜していて、大方の人間が、営業をやめたいと言っている。(内心どうかは置いておいて)
営業という仕事は泥臭い。やらなければいけないタスクにまみれて、時に、お客さんが悪くても謝って、お客様第一という姿勢こそが美徳とされて・・・。
うちの社風もあると思うが、そういう風潮には少し疲れた。
全社のブランド戦略を考えているマーケティング部門の子は、ずっとマーケティング部門にいるし、そういった部門はフロント(営業)からの異動は受け入れない。
スマートな仕事をしている人はずっとスマートな仕事をしていて、泥にまみれている人間はずっと泥の中だ。
フロントで仕事をしている人間からすると、正直、全社のブランド戦略が輝いていたとして、投資家には評価されても、売り上げがあがるわけでもないし・・・とか考えてしまう。
同じ部の後輩が、上司から「お客様訪問する回数が少ないからもっと増やせ!」と怒られたらしく、前日に全社のブランド戦略を聞いていた身としては、高低差激しすぎて笑ってしまった。
うちの会社は、昔から、お客様に寄り添うことを美徳とし、お客様の言いなりになることで評価・重宝がられてきた歴史がある。
何か強いプロダクトがあるわけではないので、お客様からすると「うちの言うこと(無理難題)聞いてくれないなら、御社に頼む必要ないからね。」という態度をとられてしまうのだ。
(実際は、うちが手を引いたらお客様も困るのだが、絶対そうしないと思っているから、すごく強気に出られる。完全に下に見られているので、正直気分は良くない。)
そんな現場の泥沼をよそに、会社のブレインたちは、光り輝くブランド戦略を練っている。
私もしてみたいよ、マーケティングとか。何してるか知らんけど。
内部部門にも、大変なことはあるんだと思う。
けど、やっぱりフロントはきつい。お客様の奴隷はきつい。
異動の準備も始めているが、行きたい部署もあまりない。
上司との関係も良くないし、仕事に対するモチベーションもない。
私から仕事をとったら何も残らないのにな。
上の人たちは、働き盛りのアラサーをフロント部門に引き留めるために必死だ。
アラサー独身女性営業という、珍しくなってきた属性の人間に、営業のロールモデルになってほしくてたまらないようだ。
「女性も活き活き働ける職場です!女性幹部社員活躍中!」みたいな職場にしたくてたまらないのだ。
急に異動して身内から刺されても嫌なので、1年前くらいから「違う職種をしてみたい」と伝え始めてゆっくり準備をしてきた。そろそろ潮時だろう。
フロント離脱した同期のみんなへ、もうすぐそちらへ行きます。
栄光の架け橋となるか、三途の川となるかはわからないけど、もう、今の環境では戦えそうにない。
仕事以外に生きがい見つかったらいいなぁ~。
作成時間:25分
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