砂糖は炭水化物です!

 最近、あまりにも周りの人間が結婚するので、マッチングアプリを再開した。

4年以上前に一定期間活動していたが、めんどくさがりのため続かず、あまり成果は得られなかったが、コロナ禍で出会いも極端に減ったため、重い腰を上げてアプリを再インストールした。


昔は、アプリをやることに対して少し抵抗感があったのだが、世の流れもあり、今は出会い方の選択肢の1つになっているように思う。

女性は基本無料で有難いし、そんなに頑張らなくても一定数いいねがもらえる。

今回はいいねをもらった人の中から、やりとりが続いたある人と会ってみた。


少し脚色を付けるが、スペックはこんな感じ。

・30歳

・メーカー勤務(研究職)

・年収800-1000万円

・国公立大出身(理系、化学系)

・身長180cm

いわゆる「3高」であり、やりとりでも変な人ではなさそうだったので、期待を持って行った。


ちなみに、3高がモテるのは昔の話で、今は、「3NO」の時代だとか。

1.暴力をふるわない

2.借金しない

3.浮気しない

……世の女性よ、もう少し欲張ってもいいのでは?


余談はさておき、結論からお伝えすると、3回目のごはんまで誘われたが、お断りをした。


その理由は、「一緒にいて、面白くなかったから」


穏やかそうだし、誠実そうだし、スペック申し分ないし、ほかの人に言わせれば、もったいないと言われる物件だと思うが……面白さに欠けるのだ。

趣味が全く被ってなかったこともあるが、頑張って話を広げようとしても、あまりおしゃべりなタイプではないようで、会話が弾まない。最後の方は、営業活動をしている気分になってきて、帰宅してどっと疲れがでた。


この話をすると、お前は彼氏に何を求めてんねん!と、関西人の同期に突っ込まれたが、やっぱり一緒にいて面白い人じゃないと、一緒にいたいと思わない。


最近気づいたのだが、彼氏が途切れない子と私の間には、根本的な彼氏に対する考え方に違いがある。

彼氏が途切れない女の子は、彼氏がいないことが「マイナス」であるため、マイナスを埋めるためにとりあえず彼氏を作る。埋めないと始まらないから。

一方私は、彼氏がいない状態が「プラマイゼロのニュートラル」なので、一緒にいてプラスになる彼氏じゃないと、めんどくさいというマイナスポイントが勝ってしまうため、いらん!となってしまう。


そして、今の私にとってのプラスポイントは、収入や学歴や身長ではなく、「一緒にいて面白い」だったのだ。


結婚した友達の話や、インスタにアップされた友達の子供を見ると、パートナーがいない現状に焦る気持ちは、人並みにはある。

だけど、それ以上に一緒にいて面白くない人と付き合っても時間の無駄、という気持ちもある。

そんな矛盾した気持ちとどう向き合って、どう自分の人生を楽しんでいくべきなのか、しばらくは迷走しそうだ。


ちなみに、全般的に会話がすごく盛り上がった瞬間はなかったのだが(私としては頑張ってリアクションしてるつもりだったけど)、一番面白かった会話はこちら。


私:(チーズケーキを食べながら)「炭水化物抜きダイエットとかってありますけど、やっぱ炭水化物抜くと痩せますよね~。」


相手:「いや、それ炭水化物です。チーズケーキに含まれる砂糖は炭化水素含んでるんで。」


・・・デートで初めて化合物の話されたわ。おもしれー男。


(決して悪い人ではありませんでしたが、丁重にその後のお誘いをお断りしました。

あと、すべて綺麗に割り勘でした。別にいいけど、次行きたいならおごった方が戦略的だよん。)


作成時間:25分


コメント

  1. 化学系ならではのツッコミですね!
    その方の幸せを願います。

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